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MATSU

Adobe Max Japan 2018に行ってきた!

昨年に引き続き今年もAdobe Max Japanに行ってきました!
今年もかなりの来場者数でしたが、入場は事前予約者のみに制限され混雑はだいぶ緩和されていました。

会場入り

昨年は30分前に会場に着いたのにも関わらず長蛇の列で驚きましたが、今年はすんなりKEYNOTE会場前方を確保。(後で気づいたのですが、今年からMAX Store(グッズ販売)が整理券入場制となっており、KEYNOTE後に向かうもすでに整理券配布終了…。皆さんまずそちらへ向かわれていたのですね…)
昨年なんとなくその場のノリで「XDクッション」を購入し、バッグがパンパンになって難儀した記憶が蘇ります。(なんと今年はクッションが圧縮され、薄っぺらくなっていました!!)

KEYNOTE

いよいよKEYNOTEが始まり、ジェームズ・マクリディ氏(アドビ代表取締役社長)登壇。

「仕事をスピードアップ」「クリエイティビティを解放」「新たな表現への挑戦」
昨今のAdobeのトレンドとなっています。

Adobe Senseiを駆使することで、これまで単純作業とされていた時間は少なくなる。そうして生まれた時間を使い、デザイナーはクリエイティブに集中する。
実際、写真の型抜きなどはすでに実用レベルで、背景の一部を消すなどの写真修正(通称「コンじる/コンテンツに応じた塗りつぶし」当初Adobeはこの略し方を嫌っていたそうですが、今は公認らしい)もパターンによってはすでに問題ないレベル。

続いて「Photoshop CC for iPad」の紹介。新型iPad Proの処理能力をもってすればPhotoShopの動作くらいは余裕なのでしょうが、改めてiPadで動くフル機能のPhotoShopはインパクトがあります。イラストメインのデザイナーさん歓喜ではないでしょうか。※2019年リリース予定
ただし、仮にタッチパネル搭載MacBook(Surfaceのような)が登場した場合、どちらが使いやすいのでしょうか。やはり他ソフトとの連携の都合上、MacBookの機能(macOS)は欲しいと思います。AppleはiOSとmacOSの統合はNOと言っていることから、今後もそれぞれ別のバージョンを出していくのか。

その他新しいものでは、「Premiere Rush」「Project Gemini」「Project Aero

「Premiere Rush」はすでにリリースされているので割愛。

「Project Gemini」はドローとペイントに特化したアプリ。 Photoshopのパワフルなブラシエンジンをベースに開発され、Photoshopのパワフルなブラシと、精密でスケーラブルなベクターブラシ、さらに全く新しいカテゴリーのブラシとしてライブ感にあふれる油絵と水彩画のブラシを搭載しているとのこと。 水彩画の滲みなども再現されており、アーティスティックな作品が制作できる。PhotoShopとの差別化など、今後どのような展開になるのか。

興味深いのがAR(拡張現実)オーサリングツール「Project Aero」。 Photoshop CCやDimension CCなど、すでに使い慣れたツールを使ってAR対応コンテンツを制作できる。 デモを行っていたが、かなりクオリティの高いものが制作できそう。

といった感じで、なかなか内容の濃いKEYNOTEでした!

SESSION

今年のMAXは「Adobe XD」推し。XDのみで8本ほどセッションがありました。

最近かなり頻繁にアップデートしていたので、内容はそれら機能強化についてのものかと想像したが、セッションではAdobe XDを使用した「ワークフロー」についてものが多かった。

通常、プロジェクトにおけるXDの使用範囲はデザインラフからモックアップ・サイトのプロトタイピングまで。※下図「デザイン」部分

それをデザインラフの前段、企画・アイデア等の情報共有の時点から使用するという提案がされていた。 つまり、これまで共有資料などの作成で使用しているWordやPowerPointをXDへ変えてよ、ということであるが、デザイナー以外のメンバーも考慮すると、どうかなぁという印象を受けた。

このあたりはSketchとの差別化や、どうにかアドバンテージを取りたいAdobeの思惑を感じますねー。

それでも最近のXDはかなり使いやすくなってきているので、Sketchと併用しながら使ってみようと思います。

まとめ

昨年と同じ流れですが… Adobe Senseiの機能は着実に強化され、これまで単純作業とされていた時間は少なくなっていきます。そうして生まれた時間を使い、デザイナーはクリエイティブに注力できるようになるでしょう。 そしてクリエイティブのみならず、いろいろこなせるデザイナーが重宝されると思います。 つまり、「ユーザー調査できるデザイナー」や「マーケティングに強いデザイナー」など、プロジェクトの上流から加われるデザイナーです。先のAdobe XDのワークフローはそうしたデザイナー活躍の場を広げようとしているのではないでしょうか。


最後に、今年もAdobeオリジナルStyleのカクテルをいただきました! 本当はこちらも要整理券だったのですが、最後の方まで残っていたら「整理券の無い方もどうぞ!」と、勧めていただきました。

XD StyleとIllustrator Styleと後方TI氏 Style

会場ゲストにアイデンティティさんが!

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