MATSU
今年もAdobe Max Japanに参加してきました! 昨年のビッグサイトから会場が変わり、パシフィコ横浜で開催。5000人以上の事前登録があり、イベントは昨年以上の大混雑でした。
受付開始30分前に会場へ到着すると、すでに長蛇の列。そのほとんどがクリエイターなのだから、改めて凄いイベントです。WEB、平面、ムービー、3Dとあらゆるデザインを網羅するAdobeだからこそ、これだけの人を集められるのだろう。デザインに携わる限りAdobeのエコシステムから抜けることはないと思う。
キーノート会場に入ると目に飛び込んで来たのは横25mのプロジェクタースクリーン。ラスベガスで行われた本場Adobe Maxの130mには敵わないが、迫力がある。アドビシステムズ日本法人社長の佐分利ユージン氏の挨拶に続き、Adobeゼネラルマネージャーのブライアン・ラムキン氏登壇。
キーノートでは、今年のAdobe Maxの目玉とも言える「Adobe Sensei」を紹介。「Adobe Sensei」とは制作補助としてAIを使用し、デザインに対して処理を加えたり、サジェスト、レコメンドしてくれる機能。「Sensei」の由来は日本語の「先生」から。英語圏における「Sensei」のニュアンスは、日本語で言うところの「師匠/Master」のそれに近い。
この「Sensei」は今後、様々なアプリケーションに実装予定で、特に次期PhotoShopの機能が目を引いた。
〈写真の自動タグ付け〉 写真の内容をAIで判別し、自動タグ付けしてくれる機能。今までは、複数写真の中から文字検索する場合、各写真に対して「キーワード」入力する必要があった(これが非常に面倒。使っている人はいるのだろうか)。Googleフォトでは既に実現されている機能だが、Senseiではさらに顔の向きなども判別してくれる。
〈ボイスコマンド〉 SiriやAlexaのような音声認識。例えば、Adobe Stockの中から適当な素材を音声で検索するなど。これは・・・便利、なのだろうか(笑)。寡黙なデザイナーには使いづらい機能。職場で「先生、○○の素材を探して!(キリッ」。私は言えない・・・。
〈バージョン管理〉 デザイン作業では必ず起きる「手戻り」。これを非常にわかりやすくしてくれる機能。枝分かれしたツリービューを辿り、過去に戻すことができる。ただ、それだけではただのバージョン管理。この機能の優れているところは、過去に戻って別バージョンを作成できるところにある。例えば、色々とエフェクトを加えて作成した人物入りの画像、最終段階で「男性を女性にして」などの変更もOK。男性バージョンで加えたエフェクトそのままに女性バージョンをSenseiが作成してくれる。これは作業効率を非常に高めてくれる。
などなど、色々な機能が追加される。
PhotoShop以外のアプリケーションにもAdobe Senseiが搭載される予定だが、メタ化しづらい画像系が一番Senseiの恩恵を受けそうだ。
午後からの各セッションは主にWEB系を聴講。WEB系は10月に正式版がリリースされたXDのセッションが多い印象。正式版となりアセットパネルやCCライブラリの連携など、機能が拡充されたが、まだSketchには及んでいないように感じる。XDは操作系があまりに直感的すぎて、アセット(Sketchで言うところのシンボル)の使い勝手が悪い。また、現段階ではプラグインに対応していないため、機能カスタマイズができない。(今後対応予定との事)ただし、このあたりのアップデートは時間の問題だと思うので、それらが実装されれば魅力的なアプリである。
その他、興味があったセッション。Project Felixとしてベータ版が公開されていた3Dレンダリングアプリケーションが、Dimension CCとして正式リリースされた。このアプリはゴリゴリの3Dレンダリングではなく、ラフ・カンプ作成のためのアプリ。ターゲットも3Dクリエーターではなく、2Dクリエーター向けとなっている。3D素材を選び、自分で作成したテクスチャなどを貼り付けていく。ショッピングバッグのデザインなど、プロダクト系デザインには便利そうだと感じた。
Creative Cloud全方位アップデートとうたい、各アプリの機能をアップしたAdobe。個人的には各アプリについては昨年とそう変わりはないように感じた。ただし、その中でもやはり「Adobe Sensei」は面白いと思った。
他のソフトウェアメーカーが決して追いつけないSenseiの強み。それは、全世界のAdobeユーザーからデータを収集できること。そのデータとは「決断」の基準。AのときBとC、どちらを選ぶか。現在のAdobeのシェアを考えると相当なデータ量、且つクオリティの高いデータを収集できる。そして、Senseiの精度が上がる→ユーザー増→さらにSenseiの精度が上がる→ユーザー増→Senseiの精度が上ry・・・と言った進化も想像できる。
全てAIに任せたらデザイナーの仕事がなくなってしまうのでは? と思う人もいるかもしれない。実際、作業時間は短縮できる。
「作業をSenseiに任せることで、デザイナーはよりクリエイティブに集中できる」
AdobeがSenseiについて説明するときによく使われる言葉だが、その通りだと思う。
これからデザイナーは小手先のテクニックではなくクリエイティブ力が問われる。それをリードしていくのがソフトウェア会社のAdobe。
デザイン業界はまだまだAdobe一強。そんなことを感じるとともに、とても良い刺激を受けたAdobe Max Japan 2017でした。
終了後のBEER BASHでは、昨年飲めなかったオリジナルカクテル(Photo Shop Style)をゲット!
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